2013年から続くスタディーツアー、今回で10回目となりました!
今まで沢山の方に、インドのヘナ生産現場を視察頂きました。
このように実際に現場を見て頂くことは、どんなに口で説明をするよりも、百聞は一見に如かず。
Indeyherbsはトレーサビリティーを重要視しています。
どのようにして天然ヘナ製品が、皆様のお手元に届くのか?
実際に産地はどういった状況なのか?
そしてインドの魅力に触れる旅は、美容師さん達にどういった経験と学びがあったのか?
今年の参加者の方々と共に旅した8日間の模様を皆様にお伝えしていきたいと思います。
インドのヘナ産地ラジャスタン州ソジャットへの旅路
インドのへの入り口ニューデリーから国内線に乗り継ぐこと18時間、ソジャットへの最寄りの街であるジョードプルに到着。
ジョードプルの街は、人気漫画の舞台にもなった美しい街です。
ジョードプルからソジャットまでは車で約1時間半、以前は道路状況も悪かったので片道3時間は要したものです。
そして、到着した天然ヘナの一大産地でもあるソジャットに到着。
インドのヘナ産地ソジャット本当の姿
ネットなどの情報化により、インドのヘナ産地の情報を得ることは簡単になりました。
しかし、どんな産業でも目に見えない裏側の姿もあります。
毎回ツアーでは、出来る限り包み隠さずに全てをオープンにご覧頂きます。こういった部分を見て頂くことは、非常に大切なことだと思っています。
ヘナ産地に人々はどういった暮らしをしているのか?
彼らはどういった価値観で物事を捉えているのか?
彼らの労働はどれほど大変で、生産にはどういった問題があるのか?
これらを自分自身で感じることは非常に大切で、この経験をした人達の言葉には大きな説得力が生まれます。
様々な問題点に関しては、新たに記事を書く予定ですので、このあたりは今回は割愛させて頂きます。
ヘナ生産工場の内部に迫る
スタディーツアーの日程では、こちらは最終日の工程なのですが、情報をわかりやすく整理する為に、最終日のIndeyherbs製造工場訪問の模様を先に綴ります。
Indeyherbsが製造されている工場は、ニューデリーから約1時間の位置にあるハリヤナ州で行われています。
このエリアはインドの新興工業地帯で、日系企業も沢山進出しています。
この地域での工場運営は、非常に厳しい管理の元に行われています。
また工場はISO基準を守り、定期的に政府によって査察も行われています。
今年に入り、オーガニック認証も受けることが可能となり、より信頼を得られる環境へと進歩しています。
この工場では、沢山の作業員の方が仕事にあたっています。彼らの労働基準や待遇も勿論管理されていますので、インドで横行するブラックな働き方ではありません。
私達の生産には、沢山の方の手が必要となります。機械生産では無い為、労力を要するのですが雇用の創出を行えます。
実際に製造現場を確認することにより、自分自身が何をお客様に使っているのかが明確になります。
その自信が、サロンワークでの安心感となり良い仕事へと繋がっていくことでしょう。
インドの旅で少し寄り道
毎年スタディーツアーではヘナの産地以外の場所へも足を伸ばします。
今回は聖地ベナレスを訪問します。
この街は、非常に古い歴史を持ちインド人にとって聖地となる場所です。
インド各地から毎日のように巡礼の人々が訪れます。
聖なる街は死の街とも言われ、あの世に一番近い場所でもあります。
その理由は、インド最大の火葬場が存在することにあります。
現代日本では、死の現場には目隠しをする傾向にあります。
しかし、インドでは死は日常の光景の一部でもあります。
この感覚は人によっても大きな違いがあるのだと思いますが、やはり人間にとって大きなテーマでもあります。
その部分にダイレクトに触れることで、死というものと向き合うことになります。
さて、今回の参加者はどういった感覚を覚えたのでしょうか?
聖地のど真ん中にあるゲストハウス
実は、インディーハーブスは聖地のど真ん中にゲストハウスを構えています。
このゲストハウスの屋上からは、毎日行われるプジャーの様子をご覧頂けます。
私達が滞在した日には、屋上でインド音楽のコンサートも開催します。
聖地のど真ん中、プジャーの喧騒が終わる頃に、夜のラーガが響ます。
この経験は何物にも変えがたい経験となるかと思います。
インドを訪れる予定の方は、ぜひ当ゲストハウスをご利用ください。
日本語も上手なスタッフたちが精一杯おもてなしいたします!
インドの人々との関わりから学ぶこと
今回の旅では、沢山のローカルインド人達と触れ合う機会がありました。
おそらく観光でインドに行ったのとは、全く異なる経験になったかと思います。
美容師さん達の多くは、日々のサロンワークの忙しさの中で、こういった経験をすることは少ないかと思います。
インドはとにかく多様性に溢れた国なので、思考のネジを何本も外してくれることになります。
こういった体験は、働き方・生き方・などを再考する良いきっかけにもなるのではないかと思います。
ヘナの生産以外にも、このスタディーツアーで学んで頂くことは沢山あります。
その学びは個人によって大きく違いはあるのですが、参加者の皆さんは何か自分の中に響いたものがあったようです。
この感覚を是非、日常のサロンワークや日常に役立てて頂きたいと願っています。
インドの旅は人生に彩りを与えてくれます
ここからは僕自身のインド感です。
インド人は迷惑をかけまくる人々です。
なのに街中で喧嘩が頻発している訳ではありません。
インドの人々は、人は生れながらに迷惑をかける存在と考えます。
なので、迷惑をかけるぶん人に親切にしてあげるようです。
例えば、空港の待ちの行列に割り込みする人がいます。
この時に、この人は時間がギリギリなんだな。
自分も急いでいたら入れて欲しいもんです。
なので、文句を言ったり怒ったりしません。
これは一例なのですが、いたる場面でこういった光景を目にします。
色々なシチュエーションの人がいます。
色々な身分の人がいます。
色々な仕事の人がいます。
人は色々いるのが当たり前であるという前提でいれば、小さなことに目くじらを立てる必要はありません。
お互いに違うということにストレスを感じることはありません。
むしろ違いがあることは非常に価値があることなのです。
それぞれ違いを認めることで、自分自身の価値観に幅が広がり、そして彩ある人生へと繋がっていくのではないかと感じています。
日本という土地がどうという話ではなく、自分自身の内部を彩豊かにすれば、どんな場所に住んでいても毎日が豊かになります。
私は、インドを訪問することで、こういった感覚を持ち帰ります。
今回のスタディーツアー参加者の方々も、一人一人の中に彩が増えたことと思います。
これからの皆さんの繁栄、発展がとても楽しみです♪
次回開催は2月のインディーハーブススタディーツアー2019 南インドのインディゴ産地訪問となります。
ご興味のある方は、ご一報くださいませ☆彡
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