ヘアカラーは1回ですぐに染まることがほとんどですが、ヘナは天然色素であるため1回で濃く染まることはありません。回数を重ねて、ある程度の時間を放置することで髪に色素が定着するのです。
また、色持ちや発色も異なります。ヘアカラーは好みの髪色に染めることができ、色持ちも発色も良いです。しかし、ヘナは色素がオレンジ色であるため、どうしてもこの色味を中心とした色味になります。それに、色持ちが短く、特に一度目のヘナは色落ちしやすいですが、何度か繰り返すうちに色落ちもしづらくなってきます。

ヘアカラーは化学物質を利用して強制的に髪を染めているので、ヘアカラーを使い続けていると髪にダメージを与えます。 髪がダメージを受けるとパサつく原因となりますし、薄毛になる可能性もあります。髪へのダメージだけでなく頭皮もダメージを受けているので、抜け毛といったトラブルが起こることも考えられます。
天然ヘナはローソニアと呼ばれる自然の色素成分によって髪を染めていくので、繰り返し使用しても髪や頭皮への負担が少ないのです。また天然ヘナに含まれる成分は色素を薄くすることがありませんので、白髪に対して色が入りやすい特徴があります。

天然ヘナはたんぱく質と結びつくと薄い皮膜を形成する特徴を持っており、この皮膜が髪を包むことで髪の保水力を高めて乾燥を防いでくれます。髪が乾燥するとハリやコシが失われてしまうので、天然ヘナを使い続けることで髪質の改善が期待できるのです。また皮膜はキューティクルを保護する役割もありますので、紫外線によるダメージを防ぐことにも繋がります。