2020年2月頃から緊迫した状態が続く新型コロナウイル感染症問題
4月には全国に緊急事態宣言が発せられましたが、理美容室は休業要請対象外となりました。
多くの理美容師の方々が、自主休業か営業継続かで悩まされる事態となりました。
そんな中でも髪は伸びますし、髪型を整えることは気分転換にもなります。
しかし、お客様は混雑した美容室や、スタッフが多い美容室は利用したいと思いません。
逆に、個人サロンやマンツーマンサロン(M2M)は、大型店舗よりも安全だと認識されています。
こういった社会状況の中で、M2Mの強みを活かした営業形態は注目すべき業態と言えます。
Graciasヘナ専門店においても以下のような考えの中で、M2M化の方向で計画を進行しています。
人が集まらないことによる感染リスク軽減
普段からM2M営業のサロンでは、お客様と施術者の2名のみが店内にます。
一方、スタッフ数が2名以上になると、採算上最大3名程度の処理能力があります。
その場合、5名が店内にいることになります。
スタッフ人数が増えるほど、処理能力が向上しますので、感染リスクは高くなります。
現在のような社会情勢では、1対1=M2Mサロンは感染リスクが低いかと思います。
中規模・大規模サロンはどうするのか?
大中規模のサロンは、当たり前ですが感染リスクは高くなります。
スタッフ数が少ないほど感染リスクの低減に繋がりますので、ローテーション勤務も良いでしょう。
例えば、10:00~16:00・16:00~22:00のように小グループに分けての運営も可能です。
勿論、売上は平常時のようにはいきませんが、ある程度計算し売上を50%程度落とすことも必要です。
それによって、様々な補助金制度なども使うことが可能です。
またスタッフの給料も、補助金の対象になります。
M2Mの革命
今回の新型コロナウイルス感染症は、美容業界にとって激震となりました。
しかしM2Mサロンの価値は非常に高くなっています。
というよりも、今までが価値として低く評価されていました。
評価や価値が高い業種には、付加価値として価格が転嫁されます。
これから、M2Mサロンは正当な価値と評価を得ることになります。
いつまでも髪を切らない訳にはいかない
4/21現在、全国の美容室への来店者数は半減以下の結果になると想定しています。
しかし、髪は伸び続けます。
これまでの傾向や、人間の習性として、一定期間を経ると感覚は麻痺していきます。
新型コロナウイルスが当り前の社会になります。
恐怖心は徐々に薄れていき、なし崩し的に人々は活動を再開していくでしょう。
しかし、安全性を考慮した行動の中でという条件になってきます。
その際に選ばれるのが、M2Mサロンではないかと思います。
GW明けには対策済みであること
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言-自粛要請は2020年5月6日までとなっています。
この後に、人々はどういった行動に出るでしょうか?
ひと区切りという意識が強くなり、社会活動は拡大されていくでしょう。
美容室への需要が突然高くなると想定する必要もあります。
その場合に、全てを受け入れ無制限に営業をすると、痛い目を見ることになるかもしれません。
この緩みを、どのように安全に運用するかという考えが必要になります。
短期的計画と風を読む力
美容業界では中長期計画に力を入れてきた業態が多いように感じます。
しかし、現在は一日の中でも大きな変化が起こりやすい時期です。
中長期計画などは役に立ちません。
すぐに破り捨てたほうが現実的でしょう。
また、風を読む力という言わば本能的な力を鍛えることも必要です。
消費者の志向の2分化
風を読むなかにおいて、注目しておいた方が良い数字があります。
・コロナが怖い人 ・コロナが怖くない人
この2通りに分かれているかと思います。
現在は・コロナが怖い人が圧倒的に多いかと思います。
しかし、状況が変われば・コロナが怖くない人も増えていきます。
怖くない人が増えれば、需要は回復していくことでしょう。
理美容師の感染リスク
理美容師は感染リスクが間違いなく高い職業と言えます。
また、エイズ・風疹・麻疹・結核など 様々な感染リスクがある仕事です。
これらは、美容学校時代に公衆衛生学を学び、衛生法規をも学んだ際に当然と認識しています。
こういった職業は美容室だけではなく、医療・清掃・クリーニング・公衆浴場
様々な分野で当たり前のことなのです。
あってはいけないことだけど、自衛隊や消防や警察が職務上リスクを伴うのと同じです。
アパレル感覚で美容業界に足を踏み入れた時点で勘違いの始まりなのです。
知恵を出し繋がる
M2Mの話に戻りますが、基本M2Mは一人親方です。
どうしても発想が一方向へ進みがちになります。
理美容師の中にも、怖い人・怖くない人がいます。
この中でも、色々な感覚を知った方が良いかと思います。
・怖くて家も出れない人・人にも触れれない人
・普段通りに生活してる人
・外にも出るし、誰とでもハグする人
正しいことか、正しくないことかは別として、個人の考えを知る。
ここから知恵が繋がっていくこともあるのではないでしょうか。
そもそも、今人類は正しい方向に向かっているのか?
答えは誰にも分らないのです。
要するに誰もジャッジ出来ないのです。