IndeyHerbsスタディーツアーVol.7 2017年

初めてインドのヘナ畑を訪れたのが2011年

何のアテも無くヘナの産地を訪れてから

もう既に8回目のソジャトへの訪問

今では現地の人達の顔も少しずつ覚えてきた

最初は本気でビビっていたことを思い出す

ヘナの産地ソジャットへの中継地ジョードプルの街

ジョードプルはラジャスタン州にありブルーシティーが有名

街の中心には時計台がありマーケットが軒を連ねています

そして高台にはメヘランガルフォートという城塞がそびえ立ちます

旧市街は小さな街なので殆どが徒歩で散策出来ます

530684607_Fotor

 

早朝のジョードプルからソジャットへ

20171025-DSC_1858

牛も犬も眠っている早朝5時半

昨夜は早めに切り上げた宴会で眠い目をこすりながらの出発

道中夜が明けて来出します

空が少しずつ濃い蒼色から薄紫に

20171025-DSC_1862

乾いた大地に大きな太陽が昇ってきます

ソジャットの朝

完全に太陽が朝を告げる頃、僕たちはソジャットのヘナ畑に

朝のヘナ畑はひんやりと冷たい風が漂います

風に乗ってヘナの花の崇高な香りが漂ってきました

20171025-DSC_1911

この香りはインドのヘナ畑でしか体験することは出来ません

今まで日中にしか訪れたことが無かったので

この経験は初めてのことでした

思わずヘナ畑の奥へと奥へと足を踏み入れてしまいます

20171025-DSC_1901

今年のヘナの葉は少し小ぶりではあるけれど

その生命力は例年になく高いことを感じさせます

20171025-DSC_1887

ヘナ工場で仕事が始まった

ヘナ工場では既に作業員の人達が仕事を始める準備をしています

この時間にヘナ工場を訪れることも初めてのこと

いつもは既にヘナ葉の機械選別が始まり埃の中での見学だったけれど

朝の工場内はまだ静寂の中準備が進められています

20171025-DSC_1934

今年収穫されたヘナ葉が工場に搬入され

ヘナの枝や他の植物を取り除く作業が始まります

そして砂や小石を取り除いていきます

20171025-DSC_1926

更に選別は進みヘナ葉の節なども取り除かれていき

機械による選別は4つの工程においてくまなく行われていきます

20171025-DSC_1954

女性達が忙しく働く姿はインドでは珍しくありません

次々とヘナの選別が手際よく行われていきます

いつも感じることで

こういった人達の労働のお陰で僕達の製品が出来上がっていく

人の手によって丁寧に製品が徐々に形をなしていく

僕たちの手元に届くまでに本当に沢山の人の手が加わっている

無駄なく大切に使わせてもらいたい

20171025-DSC_1962

次に向かったのはヘナのマーケット

ここではヘナの葉が競にかかり取引されていきます

様々な品質のヘナ葉がここには集まってきます

20171025-DSC_1971

この中から良いヘナの見分けるのは大変な作業です

長年の経験を持つ地元のバイヤーさんに判断を託し

いつも最上のものを届けてくれています

ヘナの刈り取りを体験してみて

20171025-DSC_2024

毎年ヘナの産地にIndeyherbsのユーザーさんをお連れしていますが

毎年のように鎌が似合う女が登場します

刃物を片手にニヤケル姿を写真に納めるのは非常に面白いものです

こうしてヘナの刈り取りお手伝いすることで

如何に重労働であるかを知ってもらえることは大切なことだと思っています

一つ間違えれば大怪我もします

炎天下の中で働く苦労も理解することが出来ます

ヘナに愛情を持って 現地の方々へ感謝を気持ちを持って

ヘナを使わせてもらうことが結果へと繋がる一番大切なことです

20171025-DSC_1989

そして毎年ヘナの産地で大切にされている神様の元へお参り伺います

生産に関わってくれる人達への感謝も勿論ながら

この土地を守って下さる神様

神様とはスピリチュアルな意味合いだけでなく

このヘナが育つ大地への感謝・太陽への感謝・雨の恵み

全ての生命への敬意をここで誓うことに意味があります

年に一度この場所を訪れ気持ちを新たにし

僕達の生業を支えて頂いていることに心を手向けます

そしてまたヘナの普及の旅へと出かけていきます

今回は日本へは帰らずにドイツへと旅立ちました

このブログはフランクフルトで投稿しています

旅人美容師として世界に発信していく為に

旅はまだまだ続きます

次回の投稿は面白い国からヘナ事情をお届け出来るかと思います