ヘナの成分は大きく2つに分かれます
ローソンとタンニンです
ローソンは2-ヒドロキシ-1,4ナフトキノンという成分です
2-ヒドロキシ-1,4ナフトキノンの構造
ローソンはオレンジ色の色素を持ちますので
白髪をオレンジに染めることができます
続いて
タンニンの性質は毛髪の空洞化した部分(ボイド)に入り込み
その空洞内で結合を繰り返す大きな塊となり
毛髪内に留まることで毛髪を強化することになります
ヘナを髪に使うことで染色と毛髪強化が出来ますので
白髪を染めながら髪にボリュームが欲しい人には最適です
ローソンは紫外線から髪を守る作用も有し
毛髪表面のコーティング作用も働き
ダメージ予防的な効果も発揮します
また、髪が多くて広がりやすい人にも有効で
ボイドを埋めることで髪の広がりを抑える効果もあります
そして、ヘナの薬理効果としては
抗真菌作用を持っているので様々な悪玉の細菌から
皮膚表面を守るなどの効果も期待できます
更には、抗炎症作用と鎮静作用をも持ち合わせています
ラットの細胞を使った実験では抗腫瘍作用も確認されています
伝統療法としてもヘナは用いられてきました
整肌作用、鎮静作用、黄疸、胆石など
その用途は多岐に渡って利用されていたようです