2022年最後のインドの旅に出かけておりました。
今回の旅の目的の一つである、インドハーブに関する調査。
どのように地域、文化、風俗と関わっているのか?
其々のハーブが自然の一部としてどのような関連性を元に植生しているのか?
教科書に載っていない部分は、自分の五感で埋め合わせていく他ありません。
現地の人々への聞き込みや、交流の中から得たものを今回のワークショップにおいて発表させて頂きます。
インドハーブ製品の発売
現在インディーハーブ製品の中にミックスハーブという’洗髪用ハーブパウダー’があります。
(ミックスハーブについて詳しくはこちら)
この製品は比較的どなたでもご利用しやすい配合で作られています。
しかし、皮脂の多い方には少し物足りない感じがあるようです。
一方で、乾燥肌の方には洗浄力が強すぎることもあるようです。
こういった不適合はシカカイの配合バランスが、その方の皮脂量に見合っていない場合に起こります。
では、シカカイの配合量を調整できれば良いのではないか?
このように、目的に応じ其々のハーブを任意で調整することで施術のバリエーションは無限に増えていきます。
個別対応による付加価値を提供しようと考えた場合に、インドハーブの単体製品は非常に利便性が高くなります。
シカカイ・ローズ・ブラーミ・アムラ・アルニの5種類のハーブを皮切に、順次有用なインドハーブ製品を追加していく予定です。
5種類のインドハーブから始めてみましょう
其々のハーブには象徴的な有効成分があり、それらは有機化学の分野で表すことが出来ます。
ハーブの性質を知ると毛髪化学や皮膚科学と連動し、サロン活用の方法が理解できます。
しかし無数に存在するインドハーブ、これらを全て網羅するには一度の人生では到底時間が足りません。
まずは直営店Graciasヘナ専門店で利用されている、代表的な5種類のハーブ活用をWSでご紹介したいと思います。
インドハーブによる施術のメリットとは?
まず個人的な実感として、一般的なシャンプー剤を使用した場合、翌日の皮脂量が多くなるのを実感しています。
一方でミックスハーブを使用した翌日には、皮脂量が増えるなどの不具合が起きにくいという感覚があります。
これは個人的な体質も含めて、ミックスハーブの洗浄力が自身の皮脂分泌量と見合った洗髪が出来ている、と判断しています。
インドでは現在も根強いハーブ洗髪ユーザーが存在し、その洗髪方法は世界中で見直されています。
それは下記のようなメリットがあるからです。
- 適度な洗浄力で皮脂バランスを整える
- 抜け毛などの原因となる酵素を阻害しながら頭髪を清浄にする
- 下水事情の悪いインドでは、出来るだけ自然に還りやすいものを選ぶ
- 植物ベースの洗髪剤を使用
洗髪方法の選択肢が一つ増えると、新しいメリットが生まれます。
そしてインドハーブの活用方法は洗髪だけに限らず、コンディショニングや色調補正という分野にまで及びます。
ハーブが得意とするコンディショニング、色調補正、などの領域を知って頂き、選択肢の一つとして活用頂きたいと思います。
ついでに当日お伝えしたいこと
今回のWSは無料で開催させて頂くにあたり、少し宣伝のようなものをさせてください。
それはサロンでの量り売りシステムについてです。
単純にゴミを売らないように、みんなで工夫したいというお話しです。
昨今の化粧品販売における包装形態は過剰になる一方です。
ネットや量販店で「ジャケ買い」をしてもらう為です。
しかし、美容師には充分な接客時間、体感してもらう機会、があります。
この条件を活用し、ゴミの削減と収益性の向上を実現していきたいと考えています。
実際に直営サロンでは、シャンプーの量り売りシステムはお客様に認知され定着しつつあります。
そのノウハウなどをお伝え出来れと考えております。
全国7か所で開催いたします
今回のWSは全国7か所で開催いたします。
スケジュールは以下の通りです
お申し込みもこちらよりお願いたします。
概要
インドハーブのサロン活用によって、ヘナやインディゴ施術のバラエティーを増やすことができます。
髪が細くボリュームが出にくい方には、毛髪の強化や頭皮の状態を改善するハーブのレシピを活用したり、癖が強い髪には疏水化を促すハーブを活用します。
実際にインドハーブの活用で結果を出すための理論解説やハンズオンを通じて、この冬発売するインドハーブ製品の解説を中心にワークショップを進めさせて頂きます。
また、2022年には多くの新製品が登場しましたので、それぞれの製品の活用方法などもレクチャーいたします。
更に、2023年に向けてのインディーハーブスの取り組みを、インド滞在時の活動報告も兼ねて紹介させて頂きます。 今回のワークショップは、プロモーションを兼ねて開催させて頂きますので、参加費は無料となります。
是非、お知り合いの方などにもお声がけ頂けましたら幸いです。
プログラム2時間30分+休憩
・インドの活動報告45分
・インドハーブの解説60分
・新製品の紹介30分
・量り売りの解説15分
開催コンセプト
2022年コロナが収束を迎えると同時に、世界情勢の変動が始まり、これまでの物や事の在り方は大きく変化しています。植物を活用したプラントベースアイテムは、環境問題やエネルギー問題、貧困や格差の問題など、大きな変化による弊害を解決する糸口となります。
ハーブやプラントベースに関する理解が広まるり、消費者のウェルネス意識を満たすことが課題解決への道筋と考えています。