インディゴのアレルギー対策

何度か記事にしているインディゴのアレルギー問題

植物で髪を染めたいけど、インディゴが肌に合わないという方もいます。

こういった方々にインディゴを使用することは可能なのか?

根本的には体質の問題なので、使わないという解決方法になります。

しかし、一定の要件を満たせば全く不可能ではありせん。

では、どういった対応が望ましいのかを今回の記事にしてみます。

インディゴアレルギーの原因は?

一般的にアレルギーは、特定の物質が個人の体質に合わない場合に発生します。

簡単に言えば、個人の体質の問題です。

例えば、私は甲殻類のアレルギーがあります。

食べないという選択肢、又は少なく食べるという選択肢になります。

中には甲殻類アレルギーで触れただけでNGな人もいます。

これは甲殻類が危険な食物なのでは無く、個人の体質の問題と言えます。

こういった部分を前提として解説します。

インディゴにはアレルギーを起こす要因が二つあります。

一つは、インディゴが持つ繊毛が原因の場合

こちらは皮膚刺激を受けることで痒みが起こる場合です。

二つ目は、インディゴの酵素が原因の場合

こちらは酵素が原因で痒みが起こる場合です。

その判別方法は、塗った途端痒みや刺激を感じるか、

時間経過してから痒みが出るのかです。

時間経過で痒みが出る場合は、酵素が原因と考えられます。

技術的な対処方法はあるのか?

対処方法は段階的にいくつかあります。

第一段階 インディゴの配合量を少なくする

第二段階 不必要な部分には使わず部分使用する

第三段階 皮膚に付けずに塗布をする

第四段階 使用を中止する

こういった段階を参考にしてください。

製品的な対処方法はあるのか?

インディゴ製品は無数に存在しています。

根本的にインディゴの染色は酵素によって成り立っています。

同じ酵素を利用する以上、酵素に対するアレルギーは必ず起こります。

一方で、繊毛が原因の場合は品種によって異なります。

繊毛が少ない品種は酵素量も少なく染色が成り立ちにくくなります。

このように、人間の意図通りの植物は存在しません。

またそれらを遺伝子組換などで補填することも出来るかもしれません、

その領域をビジネスにすることは気持ちが向かないのが実情です。

しかし、世界中にはまだ未開の植物も沢山存在しています。

私達も現在、様々な調査を重ねていますので、近い将来に実現するかもしれません。

医学的な解決方法

この数年で、医学は飛躍的に進歩しています。

アレルギー治療の分野も実は進歩しているのです。

例えば、アレルゲン免疫療法という方法があります。

こちらは、保険を適用した治療も認められています。

3年間の治療期間が一般的ですが、入院を伴う治療はある程度即効性もあるようです。

この治療法は、医師の診断や投薬も必要となります。

もし興味があれば、医療機関を受診しても良いかと思います。

人間の思い描く自然

インディゴやヘナは自然由来の安全な素材と認識されています。

しかし、自然下にはトリカブトなどを始めとして毒草も存在します。

コアラが大好きなユーカリも人間は食べることが出来ません。

人間が思い描く自然の概念は、時にファンタジーとも言えます。

森の熊さんは、陽気で優しく力持ちな童謡があります。

童謡の中で出来上がったファンタジーは、実際とは懸け離れていることも多いものです。

自然由来のものだから安心という考えは、時に危険な場合があります。

植物の性質を良く知って、適切なカウンセリングや説明など、現実に沿った対応が大切です。

ヘナやインディゴに限らず、提供する側の責任は重大です。

また、医療分野にも微妙に触れる部分には細心の注意が必要です。

 

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