IndeyHerbsの母体はGraciasという美容室です。
Graciasは開業当初色々な問題があり経営が難しくなってしまいました
・お客様のアレルギーによる被害
・スタッフの手荒れや体調不良 など
そこで面白い方法で美容室を続けることを決めました。
その方法とはノンケミカルに移行することでした。
薬剤を使うお仕事は全て排除することにしました。
そこに至るまでには技術やサービスの見直し、そして集客アプローチを変えることにしました
現在は、スタッフさんに年間最大9連休と2回のボーナス、数年に一度は海外研修なども出来る経営体制に変化していきました。
その記事は以前に書いていますので、こちらよりご覧ください。
Graciasヘナ専門店誕生秘話(ヘアカラーアレルギーのお客様)
そのヒントはインドにありました
インドには古くから様々な美容法がありました。
彼らは自然の素材を上手に活用しながら、独自の文化として受け継がれてきたのです。
もともと私は海外を旅しながら様々な文化に触れることが大好きでした。
美容師になってからも何となくインドの美容法というのは知っていましたが、先の記事にあったように、その文化を学ぶこととなりました。
インドの魅力はどこから湧いてくるのか?
インドを訪れたことがある人ならば、魅了される何かを感じたことでしょう。
埃っぽいし、煩いし、しつこいし、においも変だし。。。でも何だか好きみたいな。
インド人の多くはヒンズー教を崇拝しています。
彼らの信仰には自然との共存や崇敬があります。
自然のあらゆる部分に神様が宿っています。
彼らは自由闊達に神々に祈ります。
お金を道端で拾ったら、神様にありがとうを言ってポケットにしまってしまうとか。
牛は食べてはいけないけど、水牛は食べていいとか。
各々で解釈は異なるものの、彼らは祈りと共に自然の恵みを享受することで営みを築いています。
その一角には、美容というカテゴリーが他聞に漏れず存在しています。
インドから授かった知恵を活用した美容室
遠い昔に、日本人は仏教という形で彼らから学んだように、私達は彼らの文化から、そのエッセンスを汲み取り美容室の技術に応用しました。
それが天然ヘナで髪を染める方法でした。
人体と自然を出来るだけ破壊せずに美しくなる知恵。
みなさんも既に気付いていることと思いますが、既に地球はカオスな状況にあります。
大規模な災害や異常気象が頻発していますね。
これは地球の声だと私は受け止めています。
そして、実際に美容業界を見渡した時に、薬品によって肌を傷め業界を去っていく人が多いこと。
彼らも地球同様に悲鳴をあげて去っていったのだと思います。
美容師の役割は流行を提供すること
天然ヘナを利用したヘアカラーは、流行のファッションでは無いと考えている方も多いと思います。
ある意味正解ではありますが、立ち位置が変われば最先端のヘアカラーとも言えるのではないでしょうか?
最先端の自動車は空気を汚さず環境汚染を最小限にしています。
また燃料も環境汚染の度合いが低いものも世界中で活用されだしています。
世界中にオーガニックストアーが増え続けています。
日本にもオーガニックのブームは確実に到来しています。
何故か美容室だけは、環境やオーガニックに対する意識が低いのです。
(偽オーガニックや偽環境商品ばかりが溢れている)
その理由は、美容師自身が自分達の手で流行を作ってこなかったことです。
美容師の教育が化成企業に牛耳られていたことが大きな問題だったのですね。
彼らは美容師の手が荒れようが、収益になる商品を売り続けています。
その代償を受けるのは、薬品に一番触れるアシスタント世代です。
(昔から先輩美容師は、スタイリストになったら手荒れが治るという嘘が横行していましたよね。。。)
流行とは様々な角度から捉えることが出来ます。
流行を提供する為に、化学薬品は必須ではありません。
世界では既にそういった流れが出来上がりつつあるのです。
西洋薬から東洋薬へ、化石燃料から自然エネルギーへ、プラスチック製品の廃止は当たり前です。
逆に日本のコンビニではレジ袋が当たり前に提供されますが、世界的に見た場合これは異常な行動なのです。
既に気付いている人達の行動は変化しています。
そういった考えの人々は普通の美容室には行きません。
何故ならば、自分も環境も破壊することになるからです。
本当の意味での独自化
美容業界では独自化やオンリーワンなどと言われて久しいのですが、根本的には仕事の内容に大きな違いはありません。
染める、切る、巻く、洗うなど
そこに消費者の人々は違いなどは感じないことと思います。
このサロンは何を目的としてサービスを提供しているのか?
消費者はそういった社会的意義も含めて重要視するようになってきました。
とにかく安いといことを求める方もいます
=低賃金・長時間労働は誰も望まない
とにかく有名ということを求める人もいます
=資本力が必要で金持ちしか出来ない
とにかくイケメンを求める人もいます
=そもそも顔で選ばれても困る
Graciasには、とにかく薬害を避けたいという人が来られます。
手荒れで悩む美容師さんと利害が一致していませんか?
革新的な美容法などは幻想
この世には既に最新の技術や革新的な美容法など存在しません。
そのソースは全て過去の人々が築いてきたことの延長でしかありません。
そこに気付いた時に、インドや先日訪問したモロッコの美容法といものの奥深さに気付きます。
彼らは自分達の風土に見合った素材を利用し、その風土に見合った利用方法を長い年月をかけて構築してきました。
もちろん、日本も伝統的な美容方が存在しました。太古の日本人も風土に見合った素材を活用してきました。
しかし、そこには限界があったようで、日本人はインドなど外国から宗教などを通じて様々な知恵を学びました。
奈良県の正倉院には、7〜8世紀に伝来したインドの薬草などが収蔵されています。
そして近代石油製品がそれに取って代わってきたのです。
私達は現代、こういった延長線上に存在しています。
グローバル化は1000年以上前から既に始まっていたのですね。
したがって革新的という言葉は当てはまりません。
私達は先人の知恵の延長線上で、敬意を持ってその要素を利用させて頂くという姿勢が大切なのだと思います。
手荒れで美容師を辞める必要はない!
ここまで長い文章を読んで頂きありがとうございます。
薬品を使わない美容法は、文化的であり、独自的であり、永続的な方法なのです。
雑誌に載っているヘアスタイルを追うことはエキサイティングで楽しいことでもあります。
しかし、それ以上にクリエイティブな仕事を目指すことは可能です。
そして、そういった存在を社会は求めています。
現在Indeyherbsには世界中からノンケミカル美容セミナーの依頼が来ています。
世界を見渡せば、その可能性は無限大に広がります。
私達は、そんな可能性にチャレンジする美容師さんを全面的に応援します!
未来の地球の為に、文化の継承の為に、美容文化の真の発展の為に投資していきます。
経済性は勿論大切なのですが、存在意義を持った人には経済的心配は無用です。
必ず支持してくれる人々が現れてきます。
それは私自身が体現してきたことなので、自信を持って宣言できます。
ぜひご意見やご相談をお寄せください
このブログを読んで何かを感じた方は、どうぞお気軽にメッセージやお問い合わせをください。
また、サロン訪問やセミナーへのご参加も大歓迎です。
私のライフワークは、ヘナを売り捌くことではありません。
化学薬品を貶して廃絶するつもりもありません。
一人でも多くの美容師さんの笑顔と充実ライフワークを満たしたいと願っています。
既に、Indeyherbsを通じて、そういった美容師さん同士が繋がり合い、山あり谷ありですが共に歩んでいます。
こういったコミュニティーの存在もきっと前進するエネルギーとなることでしょう。
または、0743−75−8688(Graciasヘナ専門店)
FBページからもお問い合わせいただけます